2008年01月23日

"Harry sat in thought ..." 第35章570ページ

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ハリーは座って長い間物思いにふけっていた。あるいは数秒だったかもしれない。時間といったようなものについてはっきりとした観念を持つのはとても難しいことだった。ここでは。
「ヴォルデモートはあなたの杖で僕を殺した」
「ヴォルデモートは私の杖で君を殺しそこなった」とダンブルドアはハリーの言葉を訂正した。「君は死んでいないということで意見一致できると思うのだが。といっても、もちろん」そして、ダンブルドアはまるで自分が失礼ないことを言ったのではないかと心配しているのかのように付け加えた。「君の苦しみを過小評価するわけでないが。もちろん、君の苦しみはたいへんなものだったろう」
「今のところ、気分は最高なんだけど」と、きれいで傷ひとつない自分の手を見下ろしながら、ハリーは言った。「正確にはここはどこなんでしょう?」
「その、それは君に聞こうと思っていたのだが」とダンブルドアは辺りを見回しながら言った。「ここはどこだと思う?」
ダンブルドアが尋ねるまでハリーは知らなかったのだが、今、自分には答えの用意ができているのがハリーにはわかった。
「ここは」とハリーはゆっくりと言った。「キングスクロス駅のようだけど。でも、それにしてはずっときれいで、何もないし、見る限り全然電車がないな。」
「キングスクロス駅!」ダンブルドアは笑いころげた。「それは、それは、本当に?」
「それじゃ、どこだと思います?」とハリーはちょっと自己弁護するように言った。
「私にはわからないな。これは、いわゆる、君のパーティーなんだから」
ハリーにはこの意味がわからなかった。ダンブルドアはハリーの気に障るようになってきていた。ハリーはダンブルドアをにらみつけたが、そのとき、現在彼らがどこにいるのかより、ずっと差し迫った質問があるのをハリーは思い出した。

時間の感覚がはっきりしないというのは夢のようでもあり、話に聞くあの世のことのようでもあります。

「君のパーティー」というのは、ハリーの頭の中で起こっていること、ハリーの思いがそのまま実現する世界という意味なのではないかとわたしは思いました。
posted by みちえ at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になる英語表現 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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