2007年12月06日

第35章 あらすじ

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うつ伏せに横たわったハリーに感覚が蘇ってきます。どうやらハリーは裸で、明るいもやの中、床に横たわっているようでした。身を起こして座ると、からだに傷はなく、顔を触る眼鏡をかけていません。聞こえてきた物音にハリーが服を着ていたらよかったのにと思うと、その途端に洋服が現れます。立ち上がって見回すにつれ、次第にいろいろな物が現れてきました。

うめくような音が聞こえてくるところには裸で肌がむけた小さな子供のような形をしたものがうずくまり、椅子の下で身震いをしていました。ハリーはそれに近づきますが、手を触れて慰めることができません。すると、「それを助けることはできない」という声がして、ハリーにダンブルドアが歩み寄ってきました。自分も死んでいるのかというハリーの質問に、ダンブルドアはそうではないと思うと答えます。また、ハリーの中にあったヴォルデモートの魂の一部はヴォルデモートによって破壊され、ハリーの魂は完全になったとダンブルドアは言いました。ヴォルデモートが肉体を持ったとき、ヴォルデモートはリリーの自己犠牲が自分をさらに強くすると思ってハリーの血を採ったものの、実はリリーの保護がヴォルデモートとハリーの両方の中に入り、ヴォルデモートが生きている限り、ハリーは死なないとダンブルドアが言います。そして、ダンブルドアは最初からそれを察していたいうことでした。

ハリーがホークラックスとなっていること、ハリーの血を採ったこと、この2つのつながりがこれまでにないような杖の作用をもたらしたとダンブルドアは説明します。ハリーが兄弟杖を持つことを当時知らなかったヴォルデモートがリトル・ハングルトンの墓地で、その杖を使ってハリーを攻撃したとき、非常に不思議なことが起こったのでした。ハリーの杖はヴォルデモートの力量だけでなく、ヴォルデモート自身の一部をも吸い込み、さらに不思議な力を持つようになりました。そのため、オリバンダーを通じて兄弟杖の真実を知ったヴォルデモートがルシウス・マルフォイの杖を使ったものの、ハリーを追いかけた夜、ハリーの杖はハリーの勇気にヴォルデモートの技量を加えて、マルフォイの杖などでは歯が立たないほどの強力な魔術を発揮したのでした。が、ハリーの杖の力はヴォルデモートだけに向けられるため、ハーマイオニーにはそれを折ることができたわけです。

ここはどこかというハリーの質問にダンブルドアはどこと思うかと問い返します。ハリーにはそこがキングスクロス駅のように見えました。ハリーが死の秘宝のことを持ち出すと、ダンブルドアはハリーを信用しなかったことに対する許しを請いました。自分が失敗したように、ハリーも同じ過ちを犯すことを恐れたため、ダンブルドアはハリーに秘宝のことを言わなかったのでした。グリンデルバルトは秘宝を求めてイグノタス・ペベレルの墓のあるゴドリックの谷に来ました。3兄弟は才能のある危険な魔法使いで、たぶん3つのものを自ら作り出したのだろうとダンブルドアは言います。そして、その1つであるInvisibility Cloakはイグノタスの最後の末裔であるハリーに受け継がれたのでした。そして、ジェームズの死によって、ダンブルドアは2つの秘宝の持ち主となったのです。

ダンブルドアはグリンデルバルトと出会ってからアリアナが死ぬまでのことを後悔と恥の念をこめて語りました。何度も魔法省大臣の職を申し出られたものの、権力に対する自分の弱みを知っていただけに、ダンブルドアは辞退し続けてきたのでした。ダンブルドアがホグワーツで教鞭をとっている間、グリンデルバルトは旗揚げをしていました。人々がダンブルドアにこれを治めるように請いますが、アリアナを殺したのが自分であるとグリンデルバルトから万が一知らされることを恐れて、グリンデルバルトとの対決を躊躇していたのでした。が、人々が死んでいくのを見かねて、ついにグリンデルバルトと対決をし、ダンブルドアはニワトコの杖を勝ち取ります。

グリンデルバルトは嘘をついてヴォルデモートが杖の後を追うのを止めようとしたとハリーは言います。それに対してダンブルドアは、晩年グリンデルバルトが獄中で自分のしたことを後悔したと聞いているので、たぶんそれは償いをするためで、ヴォルデモートに秘宝を渡さないようにするためだろうと言いますが、それはヴォルデモートがダンブルドアの墓をあばくのを防ぐためだったのではないかとハリーは示唆しました。

アリアナ・母・父に謝りたくて復活の石を使ったとダンブルドアはハリーに告白します。なぜ秘宝を手に入れるのをかくも難しくしたのかというハリーの問いに、あまり早い時期にハリーが秘宝を手に入れてしまうことを恐れたとダンブルドアは打ち明けました。リトル・ハングルトンの墓地でハリーの杖がヴォルデモートの杖を打ち破ったときから、いずれはヴォルデモートがニワトコの杖を手に入れようとするだろうということをダンブルドアは知っていたのです。スネイプがニワトコの杖の継承者となるようダンブルドアは意図していたのですが、この点については計画が狂ったということでした。戻らなくてはいけないのかというハリーの問いに、それはハリー次第であるとダンブルドアは答えます。約束はできないが、戻ればヴォルデモートに止めを刺すチャンスがあるとダンブルドアは言いました。ハリーは心地よいこの場所を去り、戦場に戻ることを決心します。
posted by みちえ at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 章別あらすじ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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