2007年11月09日

第31章 あらすじ

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大広間には学生たちが集まっていて、マクゴナゴルが避難の指示をしています。そこには、フィレンツェら残りの先生たちや戦いのためにやって来た騎士団団員の姿もありました。ハリーはロンとハーマイオニーの姿を探しますが、そこには2人はいませんでした。そのとき、どこからともなくヴォルデモートの声が響き、ハリー・ポッターをよこせ、そうすれば誰も怪我をしなくて済む、戦闘開始は12時まで待つと言います。

ハリーに皆の目が集まり、パンジー・パーキンソンがハリーを捕まえろと言いました。その声にまずグリフィンドール生が、そしてハッフルパフ生とレーブンクロー生が続いて立ち上がり、スリザリン生たちとにらみ合います。スリザリンから順に大広間を去り、戦いの手助けをすることを許された17歳以上の学生有志が残りました。残った者にキングスリーが戦いの指示をします。

戦いは自分に時間を与えるための手段であることを悟り、ハリーはホークラックスを見つけることに集中しようとします。生きてレーブンクローの王冠を見たものはいないというフリットウィックの言葉を思い出したとき、ハリーには1つの考えが浮かびました。ハリーはレーブンクローの幽霊、グレイ・レディーに王冠のことを尋ねます。すると、その人がレーブンクローの娘、ヘレナであることがわかり、母親に対抗するため、母から王冠を盗んだことをハリーに告白します。死期が近づいた母親は娘の裏切りにもかかわらず最期に一目会いたいと願い、娘をずっと愛していた男、生前のスリザリンの幽霊・血まみれ男爵を使いによこしたのでした。男爵がヘレナの隠れていた森に来て、自分と一緒に帰るように頼みますが、ヘレナが断ると、怒った男爵はヘレナを刺し殺します。が、良心の呵責に耐え切れず、男爵は自らの命も絶ちました。ヘレナは王冠を自分が隠れていたアルバニアの森にある木の幹の中に隠しました。

言葉巧みに近づいたトム・リドルにヘレナがこの王冠の在り処を教えたことがわかります。ヴォルデモートがホグワーツに教師の職を求めてきたとき、たぶん校長室へ行く途中かそこから帰る途中で、ホークラックスにした王冠を隠したとハリーは考えました。これで何が最後のホークラックスかがわかりましたが、依然としてそれがどこにあるのかはわかりません。

そのとき、ガラス窓が割れてハグリッドが飛び込んでいました。弟も一緒のようで、ヴォルデモートの声を聞いて戦闘に備えて駆けつけてきたのです。12時になり、戦いが始まりました。

破壊された銅像を見て、醜い年老いた魔法使いの像の頭に自分がかつらと古いティアラを載せたことををハリーは思い出します。Room of Requirementに向かう途中、ハリーはロンとハーマイオニーに出くわしました。2人は秘密の部屋に行き、バジリスクの牙でホークラックスであるハッフルパフの杯を壊してきたのです。ほかのホークラックスを破壊するために予備のバジリスクの牙も2人は持ってきていました。

3人がRoom of Requirementに行くと、そこにはジニー・トンクス・ネビルのおばあさんの3人がいました。ネビルのおばあさんとトンクスは、孫あるいは夫と一緒に闘うためにそれぞれ部屋を飛び出して行きます。ハリーはジニーにRoom of Requirementをしばらく出るように頼みました。ハリーたちはRoom of Requirementが完璧に空になったのを確認した後、廊下に出ます。壁や天井はがたがたと揺れ、城の状態は悪化していました。「あらゆるものが隠されているところが必要だ」とハリーは願いながら、壁に向かって走り、3度目に走りすぎたときに、Room of Requirementのドアが現れました。3人は中に入って王冠を探し始めます。ハリーがあばた顔の魔法使いの像を見つけ、手を伸ばしたとき、それを止める声がしました。ハリーの後ろにはクラブとゴイル、それにドラコ・マルフォイが立っています。Disillusaion Charmを使えるようになった3人は廊下で隠れていたということです。昨年ずっとこの部屋の中で例のCabinetの修理をしていたドラコはこの部屋に入るすべを知っていました。

ティアラに手を伸ばすハリーをめがけてクラブが魔法を放ち、ハリーからそれた魔法は胸像に当たって、ティアラはどこかに落ちて見えなくなりました。騒ぎに気がついたハーマイオニーがクラブを失神させようとしますが、マルフォイがクラブを引っ張ってどけます。怒ったクラブはハーマイオニーに死の呪文を放ちますが、ハーマイオニーはこれをよけました。さらにこれに怒ったハリーがクラブに向けて失神の呪文を放つと、クラブはそれをよけましたが、マルフォイが母親から借りた杖を叩き落し、杖は転がってどこかに行ってしまいます。

マルフォイはハリーを殺すなと叫び、この隙にハリーが放った武装解除の呪文でゴイルの杖が飛び、周りのがらくたの中に消えます。ロンとハーマイオニーが格闘に加わり、ハーマイオニーがゴイオルを失神の呪文で倒しました。ハリーがティアラを探し始めたとき、ハーマイオニーの叫び声がします。ハリーが振り返って見ると、ロンとクラブが巨大な炎に追いかけられて、通路を全速力で走っていました。

クラブが魔法で出した炎にはハリーのアグアメンティの魔法も歯が立ちません。マルフォイは気を失ったゴイルを引きずって逃げます。マルフォイたちは見えなくなり、ハリー・ロン・ハーマイオニーは今や怪物の形を取った炎に囲まれていました。ハリーとロンはそれぞれ箒にまたがり、ハーマイオニーはロンの後ろに乗って、間一髪空中に難を避けます。眼下には真っ黒な煙が広がり、部屋の外に脱出しようにもドアが見えません。ハリーはドラコを、ロンはゴイルを助け、それぞれの箒に乗せました。ドアに向かえというドラコの声に反して、ハリーはティアラを探します。それが炎の蛇に飲み込まれる寸前、ハリーはティアラを手首に引っ掛けて捕まえました。

5人はなんとか部屋の外に脱出しました。ティアラに目をやると、それは血のようなものを流しており、突然激しく揺れ動いたかと思うと、ハリーの手の中でばらばらになります。かすかな悲鳴が聞こえたようにハリーには思えました。クラブが放ったのは、ホークラックスを破壊する物の1つであるFiendfyre(悪魔の火)であったのに違いないとハーマイオニーが言います。すでに死喰い人たちが城内に入っているのにハリーはショックを受けました。

フレッドとパーシーが戦いながら、再びハリーたちの視界に現れます。城壁が破壊され、その勢いで、廊下で戦っていたハリーたちも一緒に吹き飛ばされます。ハリーは頬から血を流しながらも、がれきの中から起き上がりましたが、パーシーに揺さぶられるフレッドの、見開いた目は何も見ておらず、その顔には最後の笑いの跡が残っていました。
posted by みちえ at 19:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 章別あらすじ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みちえさん。長い長いあらすじありがとうございます。佳境に突入してきたためどのエピソードも重要なものですね。もうお体の方は大丈夫でしょうか?ここから先も大変ですが頑張ってください。楽しみにしています。もちろん無理はなさらないでくださいね。

この章で気になったのが最後のホークラックスがあまりに簡単に置かれていた事にびっくりしました。必要の部屋をトムがどうやって知ったのかはわかりませんがこんなに多くの人(トレローニー先生まで)が知っている必要の部屋が「一番わかりにくい隠し場所」だと思っていたヴォルデモートの思考力にも失望してしまいました。
カップを盗まれた時にも「ホークラックスが壊された事を自分がわからないはずはない」と考えていますが、その根拠がよくわかりません。何故彼は、非論理的な考え方をするのでしょうか?”自分が一番だからわからないはずは無い”というのはとても幼稚な考えですね。もしかしたらホークラックスのために魂を分けている間に精神を崩壊させるだけでなく、思考力も単純化していったのかもしれません。
Posted by Root at 2007年11月10日 17:39
先のコメントの訂正です。最後のホークラックス→ナギニ以外では最後のホークラックスですね。失礼いたしました。
Posted by Root at 2007年11月10日 18:07
Rootさん、お気遣いくださって、どうもありがとうございます。おかげさまで体調のほうはすでに元通りになっています。

Rootさんに言われて、この部屋をヴォルデモートがそんなに簡単にほかの人たちに見つかるはずがないと思ったのは確かに不思議なことだと思いました。この点について、ハリーを通して、ヴォルデモートは自分が一番だと思っていたとか、ダンブルドアやフリットウィックは優等生だったからこの部屋の存在を知らなかったなどと説明がされています。が、その一方で、「追われた学生たちが何世紀にも渡って隠したものが蓄積されている」というような表現が非常に多いところを見ると、ヴォルデモートがこの部屋にホークラックスを隠しに来たときには、ほかの学生たちがそれ以前に隠したものがすでにそこにあったのではないかという気がします。だとしたら、なぜヴォルデモートがこの場所を安全と思ったのかよくわかりません。ヴォルデモートがこの場所を見つけたのは、闇の魔法の実験の産物の隠し場所に困った挙句、偶然この部屋の存在を知ったのではないかとわたしは想像します。
Posted by みちえ at 2007年11月12日 23:16
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