2007年10月23日

第24章 感想と気になる点

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前章のドビーの死に続き、この章のドビーのお葬式の場面は感動的でしたね。ルナの追悼の言葉はいかにもルナらしくて好きなので、「気になる英語表現」で訳してみたいと思っています。前章のコメントとしてKKローリングさんが書かれていましたが、ここでも「作者がドビーに対して与えたハリーとの絆の深さ」を感じられます。ハリー・ロン・ディーンがそれぞれが身に着けていた服でドビーを包んで埋葬しますが、これはハリーが墓碑銘にも刻んだように、「ドビーは自由だ」ということを皆が表現したかったからなのでしょう。

ついにハリーが死の秘宝よりホークラックスのほうが大事だと決断したというのも、この章での重要な展開だと思います。経緯からして、ドビーの死がハリーにそれを決心させたようですが、それはドビーの自己犠牲にハリーが心を打たれたからではないでしょうか。そこで、自分が死なないための死の秘宝よりは、ヴォルデモートを倒すためのホークラックスのほうに優先順位を移したのではないかという気がします。章の最初のほうの部分で死の秘宝かホークラックスかという選択が提示され、さらにグリップフックかオリバンダーかという選択に章の大半が費やされた後、それが最初の選択どういう関係を持つかが最後に明かされるという章の構成は緊張感とサスペンスがあって、なかなかうまいと思いました。

グリンデルワルドとヴォルデモートとの対面はすでに前の章で書かれていましたが、前の章ではあまりにも出来事が多くて、つい「感想」で書き落としてしまいました。グリンデルワルドが死の秘宝の1つである無敵の杖を持っていたのなら、なぜ決闘でダンブルドアに負けたのか疑問です。グリンデルワルドが杖で魔法を使う前に、ダンブルドアがエクスペリアームズでグリンデルワルドの手から杖を落としたのなら別ですが。
posted by みちえ at 01:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今年初のコメントになります。今年もよろしく。(ちょっと遅いけど)

この章でハリーは閉心術を会得するんですよね。スネイプにあんなにスパルタされながらも会得できなかったのに・・・必要なのは悲しみの気持ちだったなんて・・確かに5巻でシリウスのことを想った時点でヴォルは退散しています。それとつながるんですね。すごいな〜。ドビーの死はそれだけでも無駄ではなかったのですね。お葬式の場面は何回読んでも泣けてきます。うっうっ・・・

ハリーの選択が素晴らしいです。この物語のテーマの一つだと思う「選択」が前面に出ていたと思います。ドビーの死が秘宝への熱を冷ましてくれてハリーに冷静に判断する力を与えてくれたのですね。

読者には最初ハリーがお墓を掘っている時に何を考え付いたのかがわからなくて章の最後に「そうだったの〜」と思わせる展開が憎いですね。同感です。
ハリーが策士のように思えてたくましく感じる反面、大人になってしまうのがちょっぴり残念です。オリバンダーとの会話なんて貫禄さえ感じます。悲しみを乗り越えた者は強くなれるということでしょうか。
Posted by まめ at 2008年01月15日 10:24
まめさん、今年初のコメントをどうもありがとうございました。今年もまめさんのコメントを楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いします。

ドビーの自己犠牲がハリーに秘宝のほうを選ばせたのではないかとわたしは思いました。自分を生き残らせることのできる秘宝か、それともヴォルデモートを滅ぼすホークラックスかという選択で、ハリーは秘宝のほうに心を惹かれていましたが、ほかの人たちを救うために自分の命の危険をかえりみなかったドビーの姿を見て、ハリーの気持ちが変わったのではないでしょうか。

まめさんのおっしゃるとおり、特にオリバンダーとの会話ではハリーは大人になったなと感じさせられますね。
Posted by みちえ at 2008年01月16日 01:35
結果から考えてみるとドビーの死はハリーに閉心術を会得させてくれて、秘宝へ傾いていたハリーの心をホークラックスの方に戻してくれたというとても重要な要素になりますね。
自己犠牲で思い出すのはリリーのことです。ハリーも自分を助けてくれたドビーをリリーと重ね合わせていたのかもしれません。それで自分の使命の意味をもう一度考え直したのでしょう。色々考えさせられます。
Posted by まめ at 2008年01月16日 12:33
まめさんのおっしゃるとおり、シリウスの死・ドビーの死を悼む気持ちがハリーに閉心術を体得させたわけで、愛する人の死を悲しむ気持ちがどんなに強いものであるかを痛感します。
ドビーの死を命をかけて自分を守ってくれた母親の死に重ね合わせてハリーは考えていたとわたしも思います。自分が生き延びることよりも、大勢の人の幸せのために、ホークラックスを破壊してヴォルデモートを倒すことを優先するというのは、ダンブルドアがグリンデルバルトに宛てた手紙の中で言ってた"greater good"の本当の意味にも通じるのではないでしょうか。
Posted by みちえ at 2008年01月16日 20:40
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